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個別指導塾で開業・経営を考えている方へ

公開日:2019/04/15  最終更新日:2020/09/14

激しい競争社会が浸透している現在、子どもへの質の高い教育がこれまで以上に求められています。

学校の勉強だけでは事足りず、より良い高校や大学へ進学するためには、塾へ通うのが必要不可欠であると考えている保護者も少なくないでしょう。

塾と言ってもさまざまな種類がありますが、最近はひとりひとりの学力や学習ペースに合った指導をしてくれる個別指導塾への需要が特に高まっています。

ところで、個別指導塾はいろいろな事業の中でも比較的開業しやすいジャンルと言われています。新しくビジネスを始めたいという人もいれば、塾の講師を経験した上で独立を考えているという人もいるかもしれません。

最近では個人で開業するのではなく、フランチャイズで個別指導塾を経営するという方法もあります。ここでは、個別指導塾を開業・経営するメリットやデメリットのほか、フランチャイズによる個別指導塾の開業・経営のメリットやデメリットについて解説します。

個別指導塾を開業・経営するメリット

まず個別指導塾のメリットとして、生徒や保護者の要望に応じていわばオーダーメイドで授業の内容を決めることができるという点が挙げられます。

個別指導塾は学校や一般的な学習塾とは異なり、講師1人に対して生徒は1~5人程度の少人数で授業を行います。集団授業形式では内容が決まっているため、どうしても授業についていけない生徒が出てくるケースがありますが、個別指導塾であれば授業回数や時間などによる制約はほとんどありません。

ですから、テスト前の短期間に集中して応用問題に取り組んだり、苦手な単元を長期的に学習したりと、さまざまなカリキュラムから選ぶことができます。途中で理解度のズレが生じた場合にも、生徒に合わせてその都度学習スピードを変えることができるので、勉強が苦手な生徒でも安心して授業を受けることができるでしょう。

生徒の中には習い事やクラブ活動をしている人もいます。これらと並行して授業を受けることができるのも、個別指導塾の大きなメリットです。集団授業形式の学習塾では時間割が決まっており、両立するにあたって問題が生じることがあります。しかし個別指導塾であれば、習い事やクラブ活動の予定に合わせて柔軟に対応することができます。

最近は、子どもに合ったやり方でより質の高い教育を受けさせたいと考える保護者の需要が高まっています。それに応えるかのように、個別指導塾も多く開業されています。

個別指導塾を開業するメリットとしては、開業資金の少なさが挙げられます。大きな教室ではなく小規模の教室から始めれば、多額の初期投資はかかりません。経営が上手くいけば、規模を拡大したり教室の数を増やしたりすることも可能です。

個別指導塾は子どもに学習指導という「サービス」を提供するビジネスなので、商店などとは違って在庫を抱える心配もありません。ほとんどの生徒は継続して学んでいくので、授業料という形で毎月安定した収入を得ることができます。つまり個別指導塾は、経営のリスクが少なく開業できるのです。

また、個別指導塾は授業料を高めに設定することができるというメリットもあります。授業料が高ければ生徒数が少なくても手元に入ってくるお金は多いですし、収入も安定するでしょう。

ほかにも、個別指導塾を開業するに当たって教員免許を持っている必要はなく、税務署に開業届を提出するだけで開業することができるというハードルの低さも、個別指導塾を開業するメリットのひとつです。生徒への指導は経営者が教えてもいいですし、大学生のアルバイトを雇う方法もあります。生徒が通うのは放課後から夜にかけて時間なので、日中は自由に過ごすことができます。

個別指導塾を開業・経営するデメリット

個別指導塾を開業するためには、教室を借りる費用が必要です。前払いの家賃・敷金・保証金など合わせると、およそ200~300万円はかかるでしょう。

それに加え、机や椅子などの備品に約100万円、宣伝するための看板やチラシも安くて100万円はかかります。パソコンなどのオフィス用品も数十万円かかってきます。ですから、 初期費用だけで500万円以上は必要となるでしょう。

また、個別指導塾は開業してもすぐに生徒が集まるとは限りません。生徒が集まって十分な利益が上がるまでの生活費を数か月分見込んでおきましょう。数か月分の計活費も加味すると、最終的な金額としては700万円程度となります。ただし、自宅を教室にしたり備品をリサイクル品で活用したりすれば、より安く開業することも可能です。

個別指導塾を開業・経営するために必要なお金は家賃や備品代だけではありません。講師を雇う場合、人件費がかかります。個別指導塾で1人の講師が見る生徒の数は1~5人程度です。より多くの収入を得るためには生徒数を増やす必要がありますが、それにともなって講師の数も増やさなければなりません。

いきなり正社員を雇う余裕はありませんから、最初は大学生のアルバイトを採用するケースがほとんどでしょう。大学生の場合、卒業・就職のタイミングで一斉に退職してしまうことが想定できますので、コンスタントに人材を確保する必要があります。

また、大学生のアルバイトとは言え、高い授業料に見合うだけの質の高い指導をしてもらわなければなりません。指導のノウハウなどを教えず、仕事を任せきりにしてしまうと、「先生によって指導の質が違うのに同じ授業料を支払うのは不公平だ」などのクレームを受ける可能性もあります。

高い授業料を払っているのに成績が上がらないとなれば退塾されてしまっても仕方ありませんから、アルバイトへの研修を怠ることはできません。実際に仕事をしてもらうことのできない研修期間中も時給は発生しますので、講師の数や質を保つためには金銭的・時間的な負担は避けられないということは覚えておくようにしましょう。

個別指導塾をフランチャイズで開業・経営するメリット

一口に個別指導塾と言っても、受験指導をする進学塾と、学校の授業をサポートする補習塾の2つのパターンに分けられます。個別指導塾を開業するには、まずその地域に住んでいる保護者がどんな教育を望んでいるかを調べる必要があります。余裕があればコースを複数にすることで間口が広がり、より多くの生徒を集めることができます。

とは言え、少子化により生徒を確保する競争は高まりつつあります。開業して看板を掲げるだけでは、多くの生徒を集めることはできません。まずは塾の特徴を生徒や保護者にアピールする、高い訴求力を持つ工夫が求められます。教育内容や入試制度の変化に対応する力も必要です。

この場合、1から自分で開業するのは難しいかもしれません。ノウハウを持たずに初めて開業する人はなおさらです。もし自分1人の力で開業するのが不安ならフランチャイズの力を借りるという手もあります。

フランチャイズとはコンビニやファミリーレストランなどで多く見かける経営手法です。フランチャイザー(事業者)が他の事業者と契約を結んで、多方面にサポートします。本部にあたるフランチャイザーはこれまで安定して利益を得てきたブランドやノウハウを権利として与えます。契約者はそのブランドやノウハウを利用して営業できる代わりとして、ロイヤリティーと呼ばれる一定の対価を支払います。

フランチャイズは知名度の高さがあるのが強みです。特に大手の個別指導塾はある程度の認知を得ているので、スタッフや生徒を集めやすいのが特徴です。経営のノウハウや必要なテキストも本部から指導を受けられるので、経営が初めてという方でも安心です。

通常、個別指導塾を開業するとなれば物件探し・教室のレイアウト・広告まで決めないといけませんがそれについても心配ありません。フランチャイズならこれらがすべてパッケージ化されています。自分で1から全部手配する必要がないのも、フランチャイズの大きなメリットと言えるでしょう。

個別指導塾をフランチャイズで開業・経営するデメリット

メリットが多いフランチャイズという経営手法ではありますが、一方でデメリットもあります。まずは金銭的なデメリットです。具体的に言うと、契約時の加盟金月々のロイヤリティーです。

加盟金の金額は企業によって違いますが、最低でも100万円ほどは見積もっておきましょう。契約を途中で解除しても返金されないので注意してください。

また、毎月の売上の数%~数十%をロイヤリティーとして支払わなければなりません。ロイヤリティーとは、ブランドやノウハウを利用するための対価のようなものです。著作権や特許権の使用料といえば分かりやすいでしょう。

ロイヤリティーの金額も、企業やプランによって異なります。ロイヤリティーは売上歩合方式や低額方式などで計上されます。毎月必ず支払うものなので、たとえ大きな売上を上げることができたとしても、手元に残る利益は若干減ってしまいます。

ほかにも、フランチャイズは備品の面でもそれ相応の費用がかかってきます。机や椅子などの備品は塾の名前が入るなどオリジナルの仕様になっており、通常よりも高くつきます。そのような塾の場合、リサイクル品を使ったり他から借りたりすることは難しいでしょう。さらに、テキストや宣伝のためのチラシ・ポスターなども本部を通さずに購入はできません。

ですから、費用を少しでも抑えたいのであれば、加盟金やロイヤリティーが安いフランチャイズを選ぶのが良いでしょう。ただし、加盟金やロイヤリティーが安くても備品代を高くしているところも存在しますので、選ぶときはその点にも注意しましょう。

また、塾の経営方針はあらかじめ本部によって決められています。独自の考えで経営したいと考えている方は、本部と意見が合致しない恐れがあります。経営方針を譲りたくない場合は、個人で独立したほうが良いかもしれません。トラブルを避けるためにはあらかじめ塾の経営方針について確認しておき、自分の考えと合致したフランチャイズに加盟することをおすすめします。

まとめ

子どもへ質の高い教育を求める保護者が増えている昨今、個別指導塾へのニーズが高まっています。個別指導塾はひとりひとりに合わせたカリキュラムを組むことができるので、勉強が苦手な生徒から受験対策まで幅広く対応することができます。集団授業形式の学習塾と比べて時間の制約が少なく習い事やクラブ活動とも両立できるので、個別指導塾への需要は今後も安定することが予想されます。

個別指導塾は比較的始めやすい事業なので、塾の講師を経験して独立を考えている方はもちろん、新しくビジネスを始めたい方にもおすすめです。経営に関して未経験で不安な場合は、フランチャイズに加盟すると良いでしょう。フランチャイズであれば、経営のノウハウを始めあらゆることをサポートしてもらうことができます。高い知名度がある塾なら、スムーズに生徒を集めることもできます。

しかし、加盟金やロイヤリティーなど開業にはさまざまなコストがかかるので、資金は余裕をもって用意するようにしましょう。少しでもコストを抑えたいのであれば、加盟金やロイヤリティーが安いフランチャイズを選ぶことが大切ですが、その分備品代などが高く設定されている場合もありますので、十分に注意して選ぶようにしましょう。

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