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個別指導塾の講師を雇うなら社会人講師と大学生講師のどっちがよい?

公開日:2022/12/15  最終更新日:2022/12/22

個別指導塾でも集団塾でも、大学生講師は多いです。個別指導塾をうまく運営するためには、社会人講師とともに大学生講師をいかに活用するかが大切といえます。この記事では、塾の講師に必要な資格やスキルを説明したうえで、社会人講師と大学生講師それぞれのメリットとデメリット、正社員とアルバイトの違いについて詳しく解説します。

塾の講師に必要な資格やスキル

社会人講師と大学生講師の違いを説明する前に、塾の講師に必要な資格とスキルについて説明します。

塾の講師に必要な資格

塾の講師には、特別な資格は必要ありません。ただし、塾の講師に必要な学力を客観的に証明できるものとして資格を利用できます。たとえば、英検やTOEIC(600点以上)は、英語力があることを証明でき、漢検や数検も漢字力や数学能力の証明になります。

また、塾の講師に特化した資格に「学習塾講師検定」があります。全国学習塾協会が実施・認定する民間資格です。「学習塾講師集団指導1級」「学習塾講師集団指導2級」「学習塾指導者認定」の3つの資格があります。

「学習塾講師集団指導2級」は実務経験1年以上が目安になっており「学習塾講師集団指導1級」は2級取得者のみ受験が可能です。一定以上の実務経験があり、塾講師に必要な知識や技術をもっている証明になります。

塾の講師に必要なスキル

塾の講師に必要なスキルは、コミュニケーションスキルです。いくら学力が高くても、わかりやすく伝えるスキルがなければ、生徒に教えることはできません。わからない人の立場になって、生徒がわかるように説明するスキルが求められます。

また、勉強を教える以外にも、生徒にやる気を出させる声かけも重要な仕事の1つです。とくに個別指導塾の場合、生徒との距離が近いので、円滑なコミュニケーションを通じて、生徒が質問しやすい環境を作り、つまずいている部分を解決するスキルが必要です。

社会人講師のメリット・デメリット

社会人講師のメリット・デメリットを具体的に紹介します。

社会人講師のメリット

大学生講師と比較して、社会人講師は講師としての経験が長く、知識とスキルが積み重なっていることが最大のメリットです。たとえば、これまでの経験から、生徒がよくつまずくポイントと解説方法を知っています。そのため、授業で重要ポイントをあらかじめ解説し、個別の質問にも、すぐに回答できます。

また、いろんなタイプの生徒を見てきた経験から、生徒1人1人に合わせた対応ができる講師が多いです。たとえば、毎回、単語テストがあると勉強がすすむ子もいれば、テストでプレッシャーをかけられるのが嫌な子もいます。生徒の性格に合わせて臨機応変に対応できるのは、塾講師として経験の長い社会人講師のメリットです。

社会人講師のデメリット

社会人講師のデメリットは、年齢が生徒と離れているため、生徒が親しみやすさを感じにくい点です。勉強でわからない点を質問するだけではなく、勉強方法のちょっとした悩みまでを聞き取るには、生徒との距離を縮めなければいけません。年齢差があるだけに、生徒が心を開くまでに時間がかかる場合があります。

また、これまでの経験から確立された指導方法をもっている講師が多いのですが、その指導方法にこだわってしまい、変化に対応しにくいことがあります。たとえば、出題傾向が変わったとしても、それに合わせて指導内容を変更するのが難しい社会人講師もいます。塾を運営している側から社会人講師に、常に最新の情報で指導を行うよう促す必要があります。

大学生講師のメリット・デメリット

大学生講師のメリット・デメリットを具体的に紹介します。

大学生講師のメリット

大学生講師は、大学受験を経験してから年数が浅いため、生徒の直近の先輩であることが最大のメリットです。つい最近まで生徒の立場だったので、学校でどのように授業や試験が行われているのかを把握しており、最新の情報を踏まえて授業ができます。

また、社会人講師と比べて、生徒と年齢が近いので、生徒が親しみやすいのもメリットです。親しみのある人からいわれたことは素直に聞けるものです。おすすめの勉強方法などは大学生講師から教えてもらう方が受け入れやすい生徒が多いでしょう。

さらに、生徒が大学に入学した後の生活を想像しやすいのもメリットといえます。楽しい大学生活の話を聞くことができれば、生徒のモチベーションアップにつながります。

大学生講師のデメリット

大学生講師は、指導経験が少ないのが最大のデメリットです。決まった授業はきちんと行えても、質問への回答がうまくできない場合もあります。

社会人講師であれば、過去にたくさんの質問を受けてきた経験があるため、すでに、わかりやすく質問に答える方法を知っていることが多いです。しかし、大学生講師の場合、経験が少ないため、大学生講師にとっては想定外の質問が多くなり、スムーズに回答できないことがあります。

また、生徒に厳しく指導できないのもデメリットです。課題をやってこなかったり、授業に集中できていなかったりした場合、講師として生徒をしかる必要があります。しかし、経験の浅い大学生講師には、上の立場から生徒を厳しく指導するのは難しいでしょう。

正社員とアルバイトの雇用形態による違い

社会人講師は正社員の場合もありますが、大学生講師はアルバイトです。正社員とアルバイトの雇用形態による違いを解説します。

勤務時間と給料が違う

アルバイトは、週1回から、数時間のみ、というように勤務時間を調整できます。決まった曜日の決まった時間に指導を行うのが多いですが、シフトで働く場合もあります。夏期講習など一時的に忙しくなる時期には、アルバイト講師の勤務時間を増やして対応することが可能です。

一方、正社員は週5日フルタイムで勤務します。お昼すぎに出勤し、夜遅くまで働くのが一般的です。勤務時間中、ずっと授業をやり続けるわけではなく、授業以外の業務も担当します。

また、アルバイトの給料は時給制のため、授業をした分だけを支払えばよいですが、正社員は月収もしくは年俸制で、決まった額を毎月支払います。さらに、正社員には、健康保険や厚生年金など社会保険が適用されます。

業務範囲が異なる

アルバイトの場合、基本的に授業以外の業務は行いません。しかし、正社員には授業以外にも、さまざまな業務を任せられます。以下に具体例をあげます。

・アルバイト講師のシフト管理

・アルバイト講師の採用と育成

・入塾説明会

・入塾に関する問合せ対応

・保護者との面談

・生徒の学習状況の把握

いずれも、塾の運営に関わる重要な業務です。アルバイトに比べて、格段に責任ある立場となります。ただし、塾で発生する業務は圧倒的に授業が多いです。そのため、正社員を数名のみ雇い、あとはアルバイト講師で運営している個別指導塾は多いです。正社員とアルバイトの役割分担をはっきりさせると、効率よく運営できます

まとめ

塾の講師に必要な資格やスキル、社会人講師と大学生講師それぞれのメリットとデメリット、正社員とアルバイトの違いについて解説しました。塾の講師に資格は必要ありませんが、資格があると学力の証明になります。学力とともに必要なのがコミュニケーション能力です。生徒にわかりやすく説明するスキルが求められます。

社会人講師のメリットは経験が豊富なこと、デメリットは生徒が親しみやすさを感じにくいことです。逆に、大学生講師のメリットは生徒が親しみやすさを感じやすいことで、デメリットは経験が浅いことです。また、正社員の社会人講師には、授業以外の責任ある業務を任せられます。

社会人講師、大学生講師、それぞれに利点があるので、個別指導塾を運営するには、両方をうまく活用するのが大切です。

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