個別指導塾経営に欠かせない生徒数!増えない理由や増やす方法を解説
個別指導塾を開業する際、一番気になるのは生徒が集まるかどうかですよね。生徒が集まれば安定した経営ができますが、集まらないと経営が行き詰まりかねません。この記事では、個別指導塾の生徒が増えない理由、増やす方法や増やすのに最適な時期、生徒数にも影響があるフランチャイズの選び方を分かりやすく解説します。
個別指導塾の生徒数が増えないのには理由がある
個別指導塾の生徒が増えない代表的な理由を2つ紹介します。
生徒を集めるための施策が足りない
生徒を増やすためには宣伝活動が必須です。個別指導塾を運営している人の中には、充実した指導体制やカリキュラムを提供すれば自然に生徒数が増えると考えている人がいるかもしれません。
しかし、いくら素晴らしいサービスを提供していても、そのサービスを多くの人に知ってもらわなければ生徒は集まりません。生徒数を増やすためには、多くの人に認知してもらえるような宣伝活動が必要です。
たとえば、対象生徒が多く住んでいるエリアでのポスティングや、お友達紹介キャンペーンを実施して口コミを増やすなどがあります。生徒を多く集めるためには、このような新規生徒を獲得するための工夫が必要です。
授業内容や指導体制ばかりに注力して、生徒獲得のための施策が手薄になっている場合は要注意です。提供するサービスの質とともに宣伝活動も重要であることを理解しましょう。
生徒が退塾した理由の分析が足りない
いくらよい授業を提供していても、退塾する生徒は出てきます。生徒が退塾した理由をしっかり分析し把握していないと、生徒数は増やせません。たとえば、ある生徒が退塾した理由が先生との相性が悪かったからだとします。
この場合、事前に生徒と先生の相性が悪いと把握できていれば、タイプの違う先生を担当にすることで、この生徒の退塾を回避できたかもしれません。
また、退塾を避けられなかったとしても、塾側が生徒の要望に答えられるよう努力してくれたという印象は残ります。悪い印象を持ったまま退塾した場合、悪い口コミが広がり兼ねないので、退塾する生徒の塾に対する印象をよくする努力は必須です。
退塾する生徒の数を減らすためにも、悪い口コミを広げないためにも、生徒が退塾した理由の分析は欠かせません。
個別指導塾の生徒数を増やす方法
生徒数を増やすためには、退塾する生徒を減らすとともに、入塾する生徒を増やす必要があります。ここでは、新規生徒を増やす方法を4つ紹介します。
ちらし配布、ポスティングをする
塾がターゲットとする生徒が多いエリアでちらし配布やポスティングをします。ちらし作成や配布に手間と費用がかかりますが、対象を絞っているため効果が出やすい方法です。
無料体験授業など、ちらしを見て問合せをした人限定の特典を付けると、問い合わせを増やす効果に加えて、ちらし配布の効果を測定できるのでおすすめです。
お友達紹介キャンペーンで口コミを増やす
実際に通塾している生徒からの口コミは非常に効果が高い集客方法です。よい口コミを広げるためには、既存の生徒が満足する授業や指導体制が必須です。しかし、質の高いサービスだけで口コミを広げるのは時間がかかります。
そこで、お友達紹介キャンペーンを行い、紹介者や紹介された生徒に割引などの特典をつけると、より早く口コミを広げられます。
SNSを活用する
現代はSNSを利用して情報収集する人が多い時代です。SNSを利用して積極的に情報発信をすることで塾の認知度が上がります。また、生徒や保護者に役に立つ情報を提供すれば、実際に説明会に参加する前から信頼関係を築くことも可能です。
コスパのよい宣伝ツールなので、積極的に活用しましょう。
問い合わせから入塾する生徒の割合を増やす
ちらし配布や口コミなどで問合せが増えても、そこから入塾につなげられなければ生徒数は増やせません。問い合わせに対して丁寧に対応したり、他社との違いを分かりやすく説明したり、好印象を持たれる対応をしたりすることが重要です。
また、入塾までフォローアップができる体制を作るのも重要です。説明会に参加した生徒にアンケートを実施したり、メルマガ登録を促したりするなど、継続してコミュニケーションを続ける体制を作ることで、問い合わせから入塾にいたる生徒を増やせます。
個別指導塾の生徒数を増やすのにピッタリな時期
個別指導塾の生徒を増やすにはタイミングも重要です。生徒を増やしやすい時期は大きく2つあります。
期末テスト前後
中間テスト前後もよい時期ではありますが、期末テストのほうが出題範囲は広く、テスト対策に苦労する生徒が増えます。また、うまくテスト対策ができず成績が下がる生徒が多くなる傾向があります。
そのため、期末テスト前後は入塾を検討する親子が増え、新規生徒を獲得する絶好のタイミングとなります。この時期に、定期試験対策に焦点をあててアピールすれば、より多くの問合せを獲得できるでしょう。
入学・進級の時期
3月~4月の入学・進級シーズンは入塾を検討する人が増えます。とくに新中1、新高1は新しい環境になるため、これを機に通塾を始める生徒が多いです。また、新中3、新高3は受験生になるため、受験対策として塾を検討する生徒が増えます。
しかし、需要が増える一方、競合も同じように生徒獲得に力を入れる時期でもあります。他社との差別化をはかるため、自塾がターゲットとする生徒の学年や学力をしっかりと絞ったうえで、ターゲット層にささる宣伝内容を考える必要があります。
個別指導塾のフランチャイズの選び方で生徒数も変わる
フランチャイズで個別指導塾を開業する場合、フランチャイズの選び方がとても重要です。フランチャイズ次第で生徒数が左右されるからです。なぜフランチャイズの選び方が生徒数に影響するのか、その理由を3つ紹介します。
ブランドのネームバリューが利用できる
すでに有名な学習塾のフランチャイズなら、名前だけで生徒や保護者に信頼感や安心感を与えられます。そのため、問合せが集まりやすくなります。また、よい先入観がある状態で入塾を検討してくれるので、入塾への誘導もしやすくなります。
ネームバリューを利用したい場合は、ブランドの認知度や評価を考慮して選ぶのが大切です。
フランチャイズ本部のサポートが利用できる
フランチャイズ本部には、これまでの経験から豊富なノウハウが蓄積されています。新規生徒を獲得する方法も心得ているため、フランチャイズ本部のサポートがあればスムーズに新規生徒獲得にむけた施策を実行できます。
自分だけでは集客に不安がある場合は、生徒獲得のためのサポートが充実しているフランチャイズを選ぶのがおすすめです。
フランチャイズ本部からの情報を利用できる
フランチャイズ本部は、競合についての情報やエリアごとの情報を豊富に持っていることが多いです。それらの情報を利用することで、エリアマーケティングや他社研究にさく時間を短縮できます。
効率的にマーケティングすることで、成果がでやすい施策を早期に実施できます。マーケティングにフランチャイズ本部の力を利用したい場合は、情報を豊富にもっているフランチャイズを選びましょう。
まとめ
個別指導塾の生徒が増えない理由、増やす方法や増やすのに最適な時期、生徒数にも影響があるフランチャイズの選び方を分かりやすく解説しました。個別指導塾を安定して経営するには、生徒数の確保は非常に重要です。生徒数を増やすためには、授業内容を充実させるとともに宣伝活動に注力しましょう。自分だけでは集客に不安がある場合はフランチャイズを検討するのが有効です。フランチャイズによりどのようなメリットを利用したいかを考慮して、選ぶと生徒数増加につなげられます。